折りたたみ自転車のメリット
今、エコロジーと健康ブームから自転車の人気が急上昇中です。
さらに、ガソリンの値上げや価格変動の問題もあり、お金のかからない移動手段として、改めて自転車の価値が認められたのでしょう。
しかし、一般の自転車は嵩張るし置き場所に困るという声も多いです。屋外に出して保管すると、すぐに錆びてしまうし、都市型住宅も狭小化していてスペースを取られる物は、極力置かないようにしようという考え方が広がっています。
折りたたみ式の自転車が人気の理由は、次のようなメリットがあるからだと思われます。
@保管場所が小さくてもOK!
A小回りが利いて機動力がある。
Bオシャレである。
C瞬時に折りたたみ・組み立てができるものがあり、たいへん便利だ。
D電車に持ち込めるタイプもあるから、電車と併用すればどこにでも行ける。
それに、街乗りオンリーで、そんなに遠出はしないというユーザーが増えてきたことも、折りたたみ自転車が求められる理由でしょう。
折りたたみ自転車のタイプ
折りたたみ自転車を構造別に分類するには、折りたたむ方法を見ていく必要があります。
一般的な折りたたみ方法は、小径自転車の中央部にヒンジを作って、前輪と後輪が重なるように横に折り曲げるシステムです。
この横方向折りたたみ方式で、3つ折りにできるタイプの自転車もあります。3つにたたむと、かなりコンパクトです。その分、組み立ては少し手間取りますが、そこは何を優先するかの判断が必要です。
このシステムは、構造がシンプルなので比較的安価で販売されています。置き場所の問題については、この方法で解決できそうです。
しかし、たたむのに少し手間取ることと力が要るので、頻繁にたたむ・組み立てるを繰り返すのは面倒です。また、保管するだけならいいですが、たたんだ状態で引っ張って持ち運ぶことはできません。
車の荷室に入れれば運べますが、それでも乗せ降ろしが面倒です。だから、そういう条件を理解して、特性に合った使い方をすれば、お買い得だと考えられます。
次に縦にたたむ方法があります。中央部に縦方向のヒンジを作って、縦に折りたたんで前輪と後輪を重ねます。
この方法を用いている自転車は、かなり少数です。例えば、次のような自転車です。
これは後輪とメインフレームを接続するポイントを脱着できるようにし、後輪をペダルシャフトを中心にして縦方向に回転させて、前輪と重ねています。メインフレームを横方向に折りたたむよりも軽くなるし、強度も上がると考えられます。
この自転車はドイツ製で、日本でも根強い人気を持っています。変速機も8速以上装備されていて、タイヤは18インチあるので、トルクもあり、ある程度スピードも出せるし、長距離もいけるとされています。
詳しくは、こちらからどうぞ!
3つめの方法としては、フレーム自体をたたむ方法があります。
この場合、ほとんどの自転車が極端な小径タイヤにして、フレーム自体をハサミのように閉じる形式をとっています。
例えば、次の例を見てください。
これは、6インチチューブレスタイヤなので、かなり極端ですが、フレーム自体を折り曲げる形式がわかりやすいです。
ここまで小型化すれば、鞄並の手荷物ですね。折りたたみ・組み立てもすごく簡単です。
ただ、走行に関しては、長距離は無理で、スピードも出ないです。だから、電車などの公共交通機関利用がメインで、徒歩を自転車で補うことが目的になります。
そういった前提で使用するのであれば、これはこれでおもしろいのではないでしょうか。
この自転車の情報はこちらからどうぞ!
私自身が欲しい自転車と言えば、このフレーム自体折りたたむタイプです。
理由は、よく行く場所が駅から少し離れていて、徒歩だと30分くらいかかり不便で困るから・・。それと、それほど長距離のサイクリングをしないと思うから・・。
実は、バイクも所有していて、遠くに行く時は直接ツーリングで行ってしまいます。家から最寄りの駅までは徒歩で6〜7分だけど、そこも自転車で行って、ぱっと折りたたんで
電車に乗れたら、かなり便利になると思います。無駄がないと言うことです。
最寄りの駅も、かなりローカルで、特殊手荷物を持ち込んでも、少し通勤時間を外せば問題ない範囲だし・・。ただ、このタイヤは小さすぎるな・・。
いろいろと考えてしまいます。
NANOOという手もあるかも・・
では、徒歩で移動する距離が長くて困っている人たちが補助的に使う自転車はどんなのがいいのか考えてみましょう。
ネットのカタログで、いろいろと調べてみました。調べるのが、けっこう好きです。好奇心が旺盛というか、物好きというか・・。
まずは、この自転車。デザインが秀逸です。イギリス製ですね。
三角形フレームの底辺にあたる前輪側のジョイントが脱着式で、サドル側のフレームの方に近づけて並べることができ、片持ち式のタイヤはぴったり重なるように設計されています。たたむのも瞬時に行うことができ、3辺が1つにまとまるので、まるでステッキのような形状になります。くわしくは、下の写真をクリックしてください。
右下の写真の状態になります。折りたたむ技術においては、最高と言えるかもしれません。走行に関しても、配慮はされているようです。
ただ、独特の三角フレームをうまく扱えるのか、少し心配です。変速機は3段変速になってます。ディスクブレーキも装備されていますね。
次は、私が最も注目している折りたたみ自転車「NANOO]の紹介です。こちらはイタリア製です。ヨーロッパ製が多いですね・・。合理的なお国柄なんでしょうか・・。
はい、これです。これをたたむと、下の写真になります。
四角く折りたたむスタイルなので、タイヤを重ねることはできません。しかし、瞬時にたたむことができる点と変速機が装備されている点、たたんだ状態で押していける点、通常の小径車と、あまり違和感なく運転できる点などが優れています。堅牢で低重心設計なので、走行もある程度期待できそうです。これなら、都市部で電車などと併用するのはうってつけでしょう!
ただ、価格は高いです。外国製の自転車はどれもそうですが、けっこう値が張ります。
ネットショップでは、次のお店が格安です。紹介しておきましょう。
タイヤサイズが12インチと14インチで選べます。私は14インチを購入したくて、現在貯金しているところです。
折りたたみ操作の実演ビデオがあります。これ、なんかかっこいいなあ!
NANOO基本データ
基本データを以下に転載します。以下は14インチのデータです。
■リフトフォールディングシステム
特殊なフレーム構造により容易な折りたたみを実現しています。
工具不要で15秒以内にコンパクト化・展開することが可能です。
※折畳・展開時間は個人差・熟練度により異なります。
■折りたたみハンドルバー
NANOO専用のデュアルリリースハンドルバー。
デュアルタイプのリリースレバーにより、工具不要で、約5秒間で折り畳むことができます。
■折りたたみペダル
信頼性の高いスライドフレーム式のペダルを採用しています。
コンパクトかつ安全性も考慮された設計です。
■シマノ製8段変速
シマノ8段変速を装備し、12インチより走行性を高めたスプロケットを選択。
あらゆるシーンに適応したアーバン設計です。
■56T大型チェーンホイール
8段スプロケットに加え、フロントには大型の56Tチェーンホイールを装備。
14インチというスモールサイズを感じさせない、低重心で安定した高速走行ができます。
■SUNRACEサムシフター
SUNRACE DLM33-7Rをシフターとして選択。
変速レベルを感覚的に把握できるディスプレイ表示。
走行中の変速も簡単に行えます。
■エルゴノミクススポーティサドル
各体型にフィットするサドル形状。
コンフォートとしてクッション性を維持、女性向けにサドルの中央部にはカットアウトを開けています。
■前後ディスクブレーキ
他のブレーキに比べ制動力が高いブレーキです。
雨水や泥の影響を受けにくい構造で、磨耗にも強いパーツです。
■前後アルミフェンダー
走行中の水はね・泥はねによる汚れを防ぐ。
アルミ素材で軽量化し、衣類の汚れ防止に役立ちます。
街乗りには欠かせない必須装備です。
■ボトルケージボス
サイクリングにも最適な、ボトルケージ取り付け用のボス付。
見た目にも配慮し、シートステー部分に設計。
■樹脂製フロントライト
プロダクトコンセプトに沿った、オリジナルデザインのフロントライト(ホワイト)を付属。
未使用時にもアクセントとなり、製品を際立たせます。
(電池寿命:点灯/約75時間、点滅/約200時間)
■樹脂製リアライト
プロダクトコンセプトに沿った、オリジナルデザインのリアライト(レッド)を付属。
未使用時にもアクセントとなり、製品を際立たせます。
(電池寿命:点灯/約75時間、点滅/約200時間)
■トライフレームバッグ
トップ・ヘッドチューブに固定するトライアングルのミニバッグを標準装備。
メインポケットには付属の輪行バッグ、サイドポケットには携帯電話やスマートフォンを収納できます。
■オリジナル輪行バッグ(※)
輪行にも役立つNANOOオリジナルの輪行バッグが標準で付属。
上からかぶせるタイプで、走行時には折りたたんでコンパクトに収納できます。
カバーの上部と下部に開口があり、かけたままのキャリングも可能です。
※輪行カバーについて、一部の電鉄会社では規制改変により車輪を全て覆って輪行する必要があります。
その際には別売のナノータイヤカバーをご利用ください。
■専用スタンド
NANOOに専用設計されたスタンドです。
停車時に使うスタンドですが、展開時のみでなく、折り畳み時にも自立させることができます。
■商品名:NANOO FD-1408
■カラー(品番):
オレンジ(23633)
ブラック(23634)
ホワイト(23635)
■タイヤサイズ:14×1.50
■フレーム材質:アルミ
■重量:12.5kg
■変速:シマノ8段
■適応身長:140cm以上
■サドルの高さ(地上より):770-910mm
■サイズ(横×高さ×幅):1250x950x550mm
■折り畳み時(横×高さ×幅):700x1000x260mm
■箱サイズ(横×高さ×幅):720x1050x260mm
■ハンドルバーの材質:アルミ
■ハンドルポストの材質:アルミ
■ブレーキレバーの材質:アルミ
■シートポスト材質:アルミ
■シートポスト径:27.2mm
■泥除けの材質:アルミ
■JAN CODE:
オレンジ/4544507029172
ブラック/4544507029165
ホワイト/4544507029158
■付属品:フレームバッグ、輪行バッグ、ナノーフロントライト、ナノーリアライト
■生産国:台湾
まとめ
イタリア製の都市型折りたたみ自転車。「NANOO」(ナノー)は、慣れれば10秒で折りたたみと展開が可能です。
変速機もついて、走行性能も高いです。
これがあれば街暮らしが、もっと楽しくなるのでは・・・。私も欲しい1台です。12インチと14インチ、2つのモデルがあります。
ネットで格安なのは、次のショップですよ。
最後まで読んでいただき感謝いたします。
楽しく充実した暮らしを求めて、本当に使えるいい物選びをしていきたいですね。では、お元気で!